
ごあいさつ

ごあいさつ
令和7年度 宇城PTA連合会 会長 田尻清孝(鶴城中学校)
会員の皆様におかれましては、日頃から本会活動に御理解と御協力を賜り心から感謝申し上げます。昨年度に引き続き令和7年度会長を務めることになりました。新役員一同よろしくお願いいたします。
さて、本会では昨年暮れにホームページを開設しました。ホームページの開設は、私たちの考えるPTA連合会の在り方を考え直すことでもありました。
本会は、宇土市・宇城市・美里町PTAの連合組織として誕生しました。本会の活動のベースとなっているのは単位PTAであり、その集合体である市町PTA連合会になります。また、本会は、熊本県PTA連合会と単位PTAとをつなぐ団体としても活動しています。その意味で市町PTA連合会とは違う役割を担っています。このホームページはそれらのことを踏まえて作成したものです。本会に加入するすべての単位PTAが使えるよう設計されています。役員会のお知らせや広報紙の掲載等、単位PTAの掲示板として利用することで、宇城管内の単位PTAが集まるためのプラットフォームとして活用いただければ幸いに存じます。
さて、私たちPTAを取り巻く環境は転換点を迎えています。PTAは、任意の社会教育団体であり、加入・非加入は個人の自由となります。そこでPTAの意味を皆さんに再認識していただくことが重要になります。
PTAとは、子どもの健全な育成を図ることを目的とし、保護者と教職員とが協力して、学校や家庭における教育に関し、理解を深め、会員相互が学び合い、活動を行う団体です。重要なのは単位PTAであり、保護者と教職員が一緒に活動することです。
宇城PTA連合会は、その単位PTAの活動を支援していきます。持続可能なPTA、誰もが参加できるPTAを目指して、引き続き取り組んでまいります。

「持続可能な○○○」とはいうものの…
令和7年度 宇城中学校長会(松橋中学校) 村上 昌史
中央教育審議会において、次期学習指導要領の検討が始まった。これからの子供たちの学びの方向性が社会的背景や課題を踏まえ審議されている。諮問資料にある「生涯にわたって主体的に学び続け、自らの人生を舵取りする力の重要性」「教師に『余白』を生み、教育の質の向上に資する可能性を考える」という文言が目を惹く。
社会の急速なデジタル化やAIの進化、VUCA、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)目まぐるしく変転する予測困難な時代に柔軟に適応することが求められている。そのような中で、前例踏襲的な思考は後退、荒廃につながる危機感を持つ必要があるようだ。
PTAに目を向けると「去年までは…、前回は…」的な発想で物事が流れ、同じようなことを毎年繰り返しているように私の眼には映る。コロナ禍で創意工夫しながら新しいことを生み出した経験があまり生かされていない。
「できるひとが、できるときに、できることを、できるだけやる」のスタンスでの活動が、PTAの基盤だと考える。本年度、本校ではPTAの在り方を新たな視点で見つめ直している。PTA加入の意思確認、宇城・県Pへの高額な負担金の費用対効果測定及び加入の可否を含め、会費、予算、組織、活動内容等を検討し、今後の「持続可能なPTA」を構築する第一歩としたい。

笑顔が一番、それを支えるものは
令和7年度 宇城小学校校長会 会長 丹生伸二(宇土小学校)
私たち教職員にとって、元気や勇気の源は「子供たちの笑顔」です。その「子供たちの笑顔」のために愛情を注いてくださり、日頃から保護者の皆様には感謝しています。
もう一つ、「私たち教職員の支え」は、情報共有や相談、何気ないおしゃべりができる同僚の存在です。
では、「保護者の皆様の支え」は何でしょうか?
おそらく、ご家族の存在や、同じように仕事も子育ても頑張っている周りの保護者の存在ではありませんか。PTA活動は、何気ないおしゃべりや情報共有、相談の場であり、「保護者の皆様の支え」となる存在だと思います。保護者どうしが顔見知りになり、その輪が広がっていくことも期待できます。
「保護者の皆様の支え」となるPTAの魅力が、多くの保護者の皆様に理解されてさらに充実してくよう、学校も努力して参ります。